Quantcast
Channel: Danelectro研究(「だのじゃん」改めDano研)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 474

リンク・レイのダンエレクトロ(3)

$
0
0
3

リンク・レイのファンであり、さらに熱狂的なギターオタクである私は、リンクがレコードで使用したギターの歴史に常に強い関心を持っていた。リンクの黄金時代(1950年代半ばから1960年代後半まで)のかなり確定した写真のタイムラインを調べて、ある所定のレコードにおいてリンクが使用したギターを特定するのは私にとっては非常にたやすいことだった。

ラッキー・レイとパロミノ・ランチ・ハンズとして活動していた初期のウエスタン・スイング時代には、リンクは1953年製のゴールドトップのレスポールを演奏しているのが見られ、1958年に「ランブル」をレコーディングするまではそれを使用していた。ケイデンス・レコードがリリースしたプロモーション写真でリンクはスプロのデュアル・トーン・ギターを抱えている。1959年にエピック・レコードはリンクと契約したが、エピックのプロモーション写真のすべてにおいて、リンクはダンエレクトロのギターリンとして知られている、ギターの世界では奇妙な形をしたワイルドなルックスの楽器とともに写っている。



一般に「ロングホーン」としても知られるダンエレクトロのギターリンは、1958年にダンエレクトロによって初めて製造された。ギターリンと名付けられたのはそれが31フレットを持ち、高音域のフレットへアクセスができ、ギターの音域とより高いマンドリンの音域の両方で演奏ができるようになっているからである。フェンダーやギブソンのような「通常の」ギターには20フレットか21フレット、時には22フレット、ごくごくたまに24フレットのものがある。ギターリンは31フレットで製造された唯一のエレクトリック・ギターである。「リュート」型のボディは装飾的に見えるが機能的であり、プレイヤーが31フレットすべてにアクセスできるようになっている。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 474

Trending Articles